認知症でも・・・? [介護・福祉の疑問]
またまた1ヶ月ぶりの更新。何とか1ヶ月に1度はこれからも更新していきたい。何とか・・・。
ところで、色々なところで目にする標語『認知症でも安心して暮らせる〇〇〇』だが、実際に何か形となって取り組んでいる行政はどれくらいあるのだろうか?
かくいう当法人の事業にも掲げていたりする。そして、実際に手探りながらも活動していたりする。詳しくはfacebookの法人ページを作成したので、そちらを見て欲しい。近日中にホームページもUPするので、少々お待ちを。
でも最近感じているのは認知症というカテゴリーを作り過ぎてやしないだろうか、ということである。『認知症でも安心して暮らせる〇〇〇』という標語も、見方によっては認知症の人だけが”優遇”もしくは”特化”されているとも捉えることができる。
WHOの障害定義からすると、生活し難いと感じている人及び生活上の不便さを感じている人となっている。このブログでも何度か生活障害という視点で取り上げてきたことだが、そこの視点から考えると、認知症の人だけが”優遇”及び”特化”されているようでならない。
言葉は大事である。ひょっとすると、そこには既にスティグマが隠されているのかもしれない。
だが例えば『認知症であっても誰であっても安心して暮らせる〇〇〇』とするとどうだろうか。受け止めるイメージが変わるのではないだろうか。
再度言うが、WHOの障害定義を引っ張ってきて、生活障害という視点で考えると私たちも少なからず生活し難い、生活上不便を感じている当事者として含まれる。そう、誰もが当事者として、一市民として。
そこから生まれてくる考えは、認知症というカテゴリーを取り払い、生活障害という考えの基に自分事として捉えることで、認知症の偏見を減らすことができるはず、ということだ。
明日から当法人の事業も『認知症であっても誰であっても安心して暮らせる町づくり事業』と名称変更しよう。また当法人の次世代型デイサービス【DAYS BLG ! 】この考えにより、敢えて一般型でチャレンジしていく。
言葉は大事。
応援します。
by ドラゴンパパ (2012-06-24 22:31)