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DAYS BLG ! × スタジオジブリ × NHKハートネットTV [活動報告]

今日、いやもう昨日になるが、
NHKハートネットTVにて下記の内容が放送された。
そこではDAYS BLG ! のメンバーさんがスタジオジブリが配給している映画『しわ』を見た後に、
何を感じ、何を想ったかをトークセッションするシーンが映されていた。
しわ.jpg
 
認知症でもそうでなくとも、これから認知症になる人も、生きるということはどういうことか。
生きる上で大切なものは何か。
それは友であり、絆であり、心許せる人がいるという事実。

認知症でもそうでなくとも、これから認知症になる人も、
友も絆も心許せる人とは誰にとっても大切なもの。
 
別に認知症だからといって特別な人ではなく、
私たちと一緒に地域に住んでいる隣人であり仲間なのだ。

再放送は7月22日(月)13:05~
見ていない人は是非。

www.nhk.or.jp/heart-net/

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皆でよさこい踊り2 [活動報告]

なんと!前回お伝えした「町田夢舞生ッスイ祭り“よさこい”」で踊っていた場面がYouTubeにアップされていた。

https://www.youtube.com/embed/M7YYaTZrO7s?rel=0

次回は、自前のオリジナルソング&オリジナルダンスを披露し、目指すは市長賞!と盛り上がっている。町田に住みたくなってきた人もいるのではないだろうかと、最近思い始めた。 


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皆でよさこい踊り [活動報告]

去る11月13日(日)に町田夢舞生ッスイ祭りに「つながりの開」として出場を果たした。参加者は子ども~高齢者まで年代バラバラ、認知症の方、家族、サポーターが入り混じる複合チームとなり、総勢45名近くで「よさこい」を踊った。

20111113.jpg
福祉祭りではなく市民祭りに出場することに意義を感じ、開の活動趣旨でもある『どうすれば安心して暮らせる町田市になるのか』、という取り組みの一環としての出場だった。周りはかなり力が入っている本格チーム38団体がズラリ。
当日の詳細は他の方がブログに書いているので、そちらを参照頂きたい。
当初考えていたこともあった。それは、休憩ポイントとして出店ブースの裏にイスを置き、授産施設の人たちにそのブース前面で豆腐やパンを売ってもらう企画も考えていた。ただ、「踊ろう!」と言い出したのが8月頃。時間が足らずに実現できなかったが、来年は是非!
なぜなら、認知症の方、高齢者、障害者、子どもなど、皆、地域で暮らす一員だから。
そんな「つながりの開」でこんなエピソードがあった。普段は認知症の方や家族をサポートしている専門職なのだが、その人の子どもが熱を出した。夜間救急で診てもらうと、対応してくれたナースが、
サポートしている認知症の方の家族だった。普段は支える側に立っていると思っていたけれど、
支えられてもいると感じた。
こんな小さなつながりが、広がっていくことが「つながりの開」の目指すところでもある。
些細な支え合い、
気付かないところでつながっている、
それが、安心して暮らせる町田市になるのではないかと考えている。
※写真提供は徳田さんhttp://where-is-my-doctor.blog.so-net.ne.jp/


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流しそうめん [活動報告]

先日、「つながりの開」主催による“本人・家族交流会”が開催された。参加者は、認知症の本人15名、家族13名、サポーター12名の合計40名。

今回は流しそうめんを企画した。企画といっても準備段階から本人にも参加してもらい、一緒につくり上げてみた。

この流しそうめん、準備が非常に手間がかかる。数日前より【竹取り】⇒【竹割り】⇒【節抜き】⇒【滑らかに磨き上げ】⇒【台づくり】と取り組む。

都合の付かなかった私は残念ながら準備に参加できなかったが、途中電話を入れてみた。本人と代わってもらうと「今、竹を切ってます!ハイ!元気ですよ!!宜しくお願いします!!それじゃ失礼致します<(_ _)>!!!」と会話が終わってしまったが。

それにしても、明るく生き生きとした声が聴けると何だか嬉しい。まるでその場面にいるかのように。

・・・何だかんだで流しそうめん台の完成。あとは当日を迎えるのみ。

そして当日。まずは水を流してみると、「水が漏れている!」慌ててテープで補修し、事なきを得る。いよいよ本日の主役たちをながしてみると・・・流れた!

流しそうめん1.JPG

そこでイタズラ心の登場。ミニトマトを追加!(流れるトマトは箸だと掴みにくい)「アラアラアラ・・・。」という間に流れて、皆が掴めないことに笑いが起こるだろうと予想。この作戦を“闇そうめん流し”と命名してみた^m^

いざミニトマト発射!

一番目の人・・・サクッと掴んでしまった!!

あれ?そんな筈は。。。

2個目のミニトマト発車!

一番目の人・・・まだ食べている!

2番目の人・・・ツルっ!「アラアラアラ…」(予想通り!)^m^

3番目の人・・・ツルっ!!「トマトは難しいでしょ!ヽ(`Д´)ノ」←byサポーター

とにかく笑いが取れたことに満足?して次なるミッションへ。本人Fさんを酔わしてカラオケで『スーだら節』を歌ってもらおう!と考えた。

・・・Fさん酔った。

そして、ほろ酔い加減で『スーだら節』を熱唱。会場は本物の『スーだら節』を聴いたように盛り上がった。 

カラオケが終わっても、Fさん「~ときたもんだぁ!とこりゃ♪」と止められない。陽気で明るく楽しそう。普段はイライラしていると聞いていたから、ストレスを発散できたかな。

流しそうめん2.JPG

大笑いのうちに交流会の終了。次回は10月。

この10月には交流会のほかに日帰り温泉旅行も企画している。現在参加者とサポーターを募集中。

ツアーP1.JPGツアーP2.JPG


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地引網大会ハプニング [活動報告]

8/7(日)辻堂海岸にて地引網大会が開催された。町田からは認知症の本人と家族、そしてサポーターがマイクロバスで乗り込んだ。

台風の影響か、波が高い。ひょっとすると・・・、

中止。やっぱり。。。

でも、海という開放感いっぱいの環境に皆さん、走り出す人もいれば魚を手掴みで捕ろうとチャレンジする人、早速日陰へ逃げ込む人、本当に思い思いの行動で楽しまれた。

すると波打ち際で遊んでいたMさんが波に飲まれた!「大変!!」とDFC町田支部の人が助けに入る。そこへ追い打ちを掛けるように大きな第二波。

まさに二次災害のように、助けに入った人も波に飲まれる。

気付くと二人とも頭から波を被りビショビショ。Mさんは奥さんに睨まれるも楽しそう。DFC町田支部の人は、事務所専用携帯電話がグッショリ。

そんなサプライズ的なことがあったが、いよいよBBQ!

皆さん、良く食べ良く飲み良く笑う。

認知症の本人も家族もサポーターもごちゃ混ぜで、もう誰が誰だかわからないくらい、とにかく盛り上がって、楽しい時間になった。

そして皆さんの意見からは「また来年もやりたい!」といった声が多く聞かれた。本人も家族もサポーターも、日焼けとビールで真っ赤かになった笑顔をお土産に・・・。


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認知症の本人とマラソン(函館~札幌300㎞)!! [活動報告]

run tomo-rrow.JPG

認知症の本人Kさんと一緒に、町田から1泊2日で参加してきました!総勢150名の認知症本人とサポーターが総距離300㎞をマラソンでタスキをつないでいくといった企画。

杖歩行のおじいちゃん、若年認知症の元気なお父さん、チアガール?のおばあちゃんまで、在宅や施設に関係なく、皆で走って皆で応援して皆でゴールした。

タスキには一人ひとり名前を書いて、150人分の汗を受け止め、想いをのせて、ずっしりと重くなっていた。

私とKさんが受け持った距離は1㎞。これが意外と長い。普段の運動不足もあるが、北海道の道が真っ直ぐということもあり、次ランナーが見えているにもかかわらず中々たどり着かない。Kさんも途中歩いて、また走っての繰り返し。

それでも何とかタスキをつなぐことが出来た。

給水ポイントでは皆さんに対し「今日はマラソンということで・・・、え~、皆で頑張っていきましょう!!」とKさんから挨拶も頂き、力が湧いた。

syugo.JPG←走る前にパシャっと。

当初、Kさんは参加に乗り気ではなかった。男2人旅で北海道に着いても、どことなく雰囲気が暗い。そこで魔法の一言。

「Kさん、夜のすすきので前夜祭しますか!」

この一言でKさんの目が輝いた。元営業マン、夜の街遊びは詳しい。「北海道は初めてだね」と言っていたにもかかわらず、すすきのではズンズン前を歩く歩く。

お腹が空いたので札幌ラーメン、餃子、ビールで満たし、いざ再出発。

そこは金曜日の夜、すすきの。人が溢れ返っている。そしてKさんの目は一段と輝いている。そんな中、何とか健全そうなお店に入ってビールを飲んで満喫。

酔っ払いながらテレビ塔の前を通ると、光り輝いていた。「明日はマラソン頑張るぞぉ~!」と二人でテレビ塔に叫び、ホテルへ戻る。

tvtou.JPG

本当ならば、夜は念のためにKさんが寝るまで起きていようと考えていたのだが、ビールによってK.O負け。

あっさりと自分が先に寝てしまう。zzz。。。

気が付いて起きてみるも4:30。 

Kさんは、町田で散歩中によく遠出をされてしまうのだ。脳裏に「ひょっとして!?」と思ってKさんのベッドを見てみると・・・、

メガネをしっかり枕元に置いてスヤスヤ・・・。布団もしっかり掛かっている。私とは比べ物にならない程。

私は布団も枕もベッド下に落ちていて、イビキがひどい。

まぁ、「こんなもんか。」と再び爆睡。

マラソンの後、北竜町から友人の中村さんと杉山さんが会いに来てくださり、何と新千歳空港まで送ってくれた。しかも空港でビールまでご馳走してくれて・・・感謝。

何だか、北海道に男2人でビールを飲みに行ったような・・・、それでもゴールはゴール。Kさんも今回の旅行?マラソン?すすきの?ビール?「良かった!」と言っていたし、結果オーライ!!


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学童保育児童へ「学ぶ会」 [活動報告]

先日、町田市内の学童保育クラブを運営している社協より、低学年向けの認知症勉強会を開催して欲しいという要望があった。そこで色々な人に開催について聞いてみたところ、「低学年は難しい。せめて高学年であれば何とかなるかも。」という意見が相次いだ。

それでも、一部からは「やってみないとわからない。」といった意見もあり、「やってから考えよう!」と開き直って開催することにした。

ただ問題なのが教材。何もないと伝わりにくいので、何かないかと探してみた。すると、熊本県合志市で作成した“小学生がつくった認知症の絵本”があった。これを早速、紙芝居にしてみたらどうかという提案があり、社協の予算で紙芝居化に辿り着く。

そして、読み手。こればかりは素人だ。すると、元NHK「ゆうどきネットワーク」に長年出演していて、現在は完熟座という劇団で表現力を磨いている、以前のデイサービスでボランティアも担って下さっていた方が快諾してくれた。

これで準備万端!

しかも、学ぶ会修了書として、一人一本のボールペンまで用意できた。

いざ勝負!子供たちは意外と認知症という言葉を知っていて、紙芝居に真っ直ぐな視線で読み手の世界に入っていった。誰も一言もおしゃべりすることなく。

DSC_0055.jpg

感想は「優しくすることがお薬になるって初めて知った。」「お家のおばあちゃんにも優しくする。」「絵が上手だった。」・・・等々。

今回の学ぶ会では、知識を覚えてもらうよりも、感覚として感じ取ってもらうことに重点を置いてみたが、見事に的中!

地味な活動のようだが、15~20年後には社会を背負う人材。しかも保護者を通じて口コミとなり広がっていく。こんな活動も認知症になっても安心して暮らせる町田市につながっていくと信じている。


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第二回「本人・家族交流会」BBQ! [活動報告]

本日、梅雨の合間の貴重な天気も味方し、総勢50名以上の本人・家族・サポーター・ボランティアの方々が参加してBBQ大会を開催した。

BBQ1.JPG

準備段階から本人たちを含め皆で【設営】【調理】【焼係】と分担し、楽しい雰囲気の中での食事、そして全員での片付けと、まさに手作り感いっぱいの内容となった。本人も「今日は楽しかった。」「この交流会を継続していきたい。」「僕はアルツハイマー型認知症だけれども、自由で安心できたことが嬉しかった。」という意見が聞かれた。

この場所では、本人・家族・サポーターの関係性は皆平等で、お互いがお互いを支え合っている構図になっていた。それが本人にとって嬉しかったと思われるし、“楽しい雰囲気”が伝わっていったのだ。

元々この交流会は、家族からの「本当は本人と一緒に日々を過ごしたい。」という一言から始まった。「つながりの開」が主催とはなっっているが、そんなことはどうでもよくて、全員が主催のような雰囲気になったことが大切なのだ。

そして皆で思い思いに参加して、よく笑い、よく食べ、よく飲んで、元介護家族が演奏するピアノとフルートに懐メロを合わせていった。そうするとすぐに盛り上がり、交流会は盛会のうちに終了する。

終了後に「つながりの開」の世話人会を立て続けに開催し、改めて、認知症でも安心して暮らせる町田市にするための協力を呼び掛ける。

  1. 認知症フレンドシップクラブ町田支部のスタート
  2. 「つながりの開」NPO法人化(3本柱)
  • 認知症でも安心して暮らせる町田市(学童保育児童の認知症学ぶ会、SOS事業等)づくり
  • 本人・家族交流会
  • 認知症ケア実践研修

1.については、今回までの要約と今後の整理等ができて、7/1~本格的に始動することになった。ただ事務局の場所が課題となっているが、色々な意見交換ができた。またDFC東京事務局の徳田さんも参加されたことで、一気に話が前進した。

2.本人からも意見が聞かれ、「NPO法人とは組織的にどういったもの?」と質問が飛び交った。本人も「そういうことなら、協力するよ!」と力強い一言。

「つながりの開」は本人のための会。そして、これから認知症になる人のための会。だからこそ、本人参加が基本であり、本人の意見を重要視し、私たちも本人の視点から考えている。そのような動きを通して、認知症でも安心して暮らせる町田市を目指しているし、そうでなければ目指せない。


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地域との懸け橋 [活動報告]

本日、香川県保健福祉大学にて「認知症になっても働くということ」というテーマで講演活動をしてきた。主催は就労に力を入れている社会福祉法人守里会だ。

守里会のデイサービスでは、野菜を朝市という形式で販売し、また地域食堂では讃岐うどんの販売をも手掛けている。本人の想いに沿った形で、尚且つ地域とつながりを持ち続ける目的で、非常に素晴らしい取り組みを行っている。ちなみに、この活動は認知症でも大丈夫まちづくりキャンペーンにも受賞している。

そんな守里会の主催で、私が受け持ったのは“就労”をテーマとした分科会だ。

そこでデイサービスや地域の集まり場の役割をお伝えすることになった。

本来、そういった場には目的があってこそ人が集まってくるはずだ。その場に行くことが目的ではない。その場を活用というよりか、その場に行くことを手段として、その次に地域へ出かける又は地域が入ってくる、それを目的とすべきなのである。

就労1.jpg

上の図はそれぞれの本人たちが想いを持って“場”に集まってくる様子。現状のデイサービスでは、ここで終了となってしまう。「デイサービスに行って元気になりたい。」「デイサービスで友人と話をしたい。」等、現在の高齢者はそれ以上のことは言わないだろう。

だからこそ、デイサービス側も考えない。今まで通り。ただこれから団塊の世代が利用者になる。すると、はっきりとした目的がないと動かない。「そこに行ってどうなる?」「そこに行くと認知症の病状進行が緩やかにでもなるのか?」等、そこの“場”に行った次のことが求められる。

そこで、下に示した通りに地域との懸け橋にならなければ、想いの実現には程遠くなってしまう。どこかのバカケアマネは「デイサービスに行くことが刺激になって、社会参加できますよ~」なんて平気で言っちゃってるが、できる訳がない。だってデイサービスの時間、室内に閉じ込められてしまうのだから。そしてその空間には誰も外部の人間は来ない。

就労2.png
本当に地域とつながって、社会参加を考えるのなら、デイサービスがもしくは地域の集まり場が、そこだけで完結するのではなく、そこの“場”に行くことで地域とのつながりが再構築される手助けをしてくれるような場所にならなければいけない。

認知症になると社会参加や関係が希薄になりやすい。それをデイサービスという地域との懸け橋になっている場所に行くことで、再構築されるのだ。

そういった形、地域とのつながり活動拠点、それが今後というよりも今、求められているサービスなのだ。アナタの事業所はそこまで考えているだろうか?

                           観光も★ついでに♪

四国.JPG

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スピリチュアル回想法 [活動報告]

スピリチュアル、これを初めて聞くと以前テレビ番組の『オーラの泉』に出演していた江原さんを思い浮かべる人も少なくないだろう。現に私もその一人だった。

ここでいうスピリチュアル回想法とは、オーストラリアに在住しているクリスティーン・ブライデンさんの傍でずっと見守ってきた牧師・看護師のエリザベス・マッキンレーさんが開発した新しいケアである。

クリスティーンさんが書いた『私は私になっていく』という本にもあるが、今まで培って築いてきたものが自分の核の周りに形成されて私になっていたが、認知症になったことで形成されていたものが剥がれ落ちていき「私が私でなくなる」強い不安と葛藤されていた。

そんな中、エリザベスさんはクリスティーンさんの話をじっくりと聴くことから始めた。

するとクリスティーンさんは、剥がれ落ちて核だけになったとしても「それは素の私。私は私になっていく。」と気付くことができた。

クリスティーンさんとの会話の中で、エリザベスさんがしっかりと聴くことによって、クリスティーンさんが色々と語ることができ、それが認知症と向き合えるようにもなれた。

ただ素になっていくときの不安や混乱を受け止めて、優しくケアをしてもらいたい。

心の奥深くにある不安や寂しさに耳を傾けて、それを言える環境をつくって欲しい。言える人が隣にいてほしい。

そして素の私を受け止めて欲しい。それも自然に。

常に良き友人、相談相手、看護師といった立場で接してきたエリザベスさんは、この経験を生かして回想法といった手法を用いた研究をオーストラリア政府のバックアップを受けて取り組み、実績を出してきた。

「生きるということ「自分はなぜ認知症なのか」などの問いに真正面から向き合い、探究し、良い方向の解決へと向けて、絶え間なく働きかける(引き出していく)こと。

トム・キットウッドさんの“パーソンセンタードケア”をより深め、心の引き出しから不安を外に出すことで、前向きに生きる支援をすることがスピリチュアル回想法なのだが、なかなか現場では時間もなく上手くいかない。

それでも、車いすを押している時や入浴の時などの時間を有効に利用して、また昼食後の休憩時なども少し本人の心に寄り添いながら“聴いてみる”ことを始めてみる。すると本人も前を向き始めるかもしれない。

「アタシ最近ボケてきちゃって。認知症なのよね。だから訳が分からなくなる前に、自分が自分でいられるうちに死にたい。」と言っているお婆ちゃんにアナタはどう応えるのだろうか?


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