学童保育児童へ「学ぶ会」 [活動報告]

先日、町田市内の学童保育クラブを運営している社協より、低学年向けの認知症勉強会を開催して欲しいという要望があった。そこで色々な人に開催について聞いてみたところ、「低学年は難しい。せめて高学年であれば何とかなるかも。」という意見が相次いだ。

それでも、一部からは「やってみないとわからない。」といった意見もあり、「やってから考えよう!」と開き直って開催することにした。

ただ問題なのが教材。何もないと伝わりにくいので、何かないかと探してみた。すると、熊本県合志市で作成した“小学生がつくった認知症の絵本”があった。これを早速、紙芝居にしてみたらどうかという提案があり、社協の予算で紙芝居化に辿り着く。

そして、読み手。こればかりは素人だ。すると、元NHK「ゆうどきネットワーク」に長年出演していて、現在は完熟座という劇団で表現力を磨いている、以前のデイサービスでボランティアも担って下さっていた方が快諾してくれた。

これで準備万端!

しかも、学ぶ会修了書として、一人一本のボールペンまで用意できた。

いざ勝負!子供たちは意外と認知症という言葉を知っていて、紙芝居に真っ直ぐな視線で読み手の世界に入っていった。誰も一言もおしゃべりすることなく。

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感想は「優しくすることがお薬になるって初めて知った。」「お家のおばあちゃんにも優しくする。」「絵が上手だった。」・・・等々。

今回の学ぶ会では、知識を覚えてもらうよりも、感覚として感じ取ってもらうことに重点を置いてみたが、見事に的中!

地味な活動のようだが、15~20年後には社会を背負う人材。しかも保護者を通じて口コミとなり広がっていく。こんな活動も認知症になっても安心して暮らせる町田市につながっていくと信じている。


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