ケアマネって・・・ [感じたこと]

これからケアマネについて感じたことを書いていく。予め断っておくが、全てのケアマネに対して言っている訳ではなく、一部のケアマネに対して言いたいことがある。それは・・・、

一言で表すなら「おばちゃんケアマネ(注)」が多いということ。ケアマネという職種は誰でもなれるのかい?

ケアマネ試験の合格率は20%と聞く。私自身も4~5年前に取得したのだが(アレ?更新は??)、恐らく同じような合格率だったと思う。このケアマネ受験資格が曲者だ。

まず、ヘルパー2級の所持者でも5年の実務経験があれば受験できる。また介護福祉士も同様の実務経験があれば受験できる。つまりは給与アップやキャリアアップを目指して、以下のような流れが大半を占めている。

ヘルパー2級取得→(実務経験3年)→介護福祉士国家資格登録→(実務経験2年、もしくは5年(ヘルパーと合わせて5年、もしくは単独で5年))→介護支援専門員

もちろん、それぞれ受験を要する訳なのだが、専門教育といった分野が欠けていることが問題だと思う。だから、おばちゃんケアマネによっては、「私、認知症苦手なのよね~。アナタ代わってくれる?」なんていうことを平気で言っちゃったりする。

もしくは認知症の人を支援できずにどうして良いかわからないケアマネもいる。

もちろん、自己研磨をし専門性を高める人も多い。ただ、一部のケアマネが質を落とすことで全体のイメージや質が落ちていくのだ。 

例えばサービス担当者会議でも、終始、井戸端会議や雑談で終わることが多い。もちろん、認知症の本人抜きで会議を進めて、更には何を目的としてチームで共有するのか、明確にせぬまま会議を終わらせようとする。自宅のお風呂に入れないという課題があるにもかかわらず。

しかも、しっかりとお茶だけは飲んでいく・・・。

会議が終わった頃に、初めて認知症の本人に「お体の具合はいかがですか~?」なんて、つくり笑顔のつくり優しさオーラを出して声を掛けている。気持ち悪い。

そして居宅サービス計画の内容はAさん、Bさんと同じ。電話で問い合わせると、リーサルウェポンとして出てくる言葉は「私、現場では一般のデイだったから」と意味不明な言い訳。

厚労省が打ち出した今後の方向性では、介護福祉士の受験資格が[実務経験3年]+[実務者研修450時間]になるようだが、専門性を叩き込むつもりなのだろうか?

それならいっその事「認知症支援専門員」なるものを創設してみたらどうだろう?でも、全体のことを考えるとそう上手い方法ではない。

それならば、実績作りのための研修は止めて、[実務者研修450時間]や[資格更新研修]の内容を充実させ、“人を育てる”ことに特化していった方が良いだろう。何故なら、ケアマネはある意味、他人の人生を変える力を持つ訳なのだから。

これを読んだ専門職ケアマネの方は気分を害したことだろう。ただ、おばちゃんケアマネに限って言えばドキッとしたか、もしくは知らんぷりを決め込むはず。ならば、ドキッとした人はこれから自己研磨していって欲しい。

(注)おばちゃんケアマネとは、ここでは男性・女性関係なく表している。 


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伊勢太郎

”ヘルパーのあがり職場”がケアマネ?
勿論、ヘルパー職を侮っているのではない、ケアマネの仕事って
そう云うものではないはず。
被介護者と介護者のこれまでの人生とこれからの人生、家族構成・環境、経済状況等々を考えあわせながら”介護の支援をする専門員”がケアマネジャーでしょう!
ヘルパーのあがり職場がケアマネではない!


by 伊勢太郎 (2011-11-18 20:41) 

Maechan

>伊勢太郎さん
コメントありがとうございます!
確かに、ケアマネの中には“ヘルパーの上がり場”として捉えている人がいます。

そんな人たちは「ケアマネになれば給料が良いし、転職に有利」「この“歳”になったらケア現場は体力的にキツイ」と言っています。

人として、仕事として、専門性とプライドを持って頂きたいですね。また、今までの現場経験を活かして、習得した知識をフル活用し、生活の場へ更に深く関わり、そして学び続けるからこそ給与がアップすることを忘れ、それらを放棄しているようにも思えてしまいます。

伊勢さんの言う通り、ケアサポートプロフェッショナル、プロという自覚が足りません。

介護支援専門員の質を問題視している教授が多いのも頷けます。少しずつですが、“改革”していかなければなりません!
by Maechan (2011-11-22 12:38) 

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